中国に留学するとどんな授業があるのか?
主なものは次の5つです。
●総合(文法メイン)
●口語
●聴力
●閲読(長い文章を読む)
●作文
これらの必修科目とは別に選択科目があります。
どんなものがあるかというと、
●書道
●太極拳
●絵画(中国画)
この3つが定番科目です。
他にも
●中華料理
●中国映画鑑賞
●二胡
といった文化系科目や、
●発音矯正
●ビジネス中国語
●HSK補講
といった勉強系科目を開講している大学もあります。
さてさて、ではこの選択科目、
どのように考えたらよいものやら。
留学目的が語学習得、そして転職であるならば、
文化系の選択科目は無視すべきです。
社会人が会社を辞めて中国に留学。
中国語を身に付けて転職しようと思うなら、
のんきに太極拳なんてしてる場合じゃありません。
語学習得ってそんな甘いものじゃないです。
二胡を引いてる暇があるなら、
その時間で単語を10個覚えよう。
そのくらいのハングリーさを持てないならば、
語学を身に付けて転職なんて、
甘い夢は見ないほうが良いです。
自分を追い詰められない人に語学転職なんて無理です。
結婚前に中国生活、定年退職後のセカンドライフ。
であるならば話は別。
せっかくの自由時間。
中国文化を存分に満喫しましょう。
ところが、
一つ大きな問題があります。
★選択科目って一定人数が集まらないと
開講されません。
なので、1クラス人数が少ない小規模校の場合、
選択科目が1つか2つしかない、
またはまったくないという大学がほとんどです。
一定人数が必要ということは、
先学期は太極拳の希望者が10人いたので開講したけど、
今学期は2人しかいなかったので開講しない。
こういうことが普通にあります。
発音矯正の選択科目に魅力を感じた。
けど、行ってみたら開講されなかった。
選択科目で大学を選ぶのって、
けっこうリスクが高いんです。
留学生が数百人いる大規模校ならば、
毎学期コンスタントに選択科目が開講されます。
ですがこういう大学って、
1クラス人数が平均で20人を超えていたり、
日本人と韓国人だらけだったり。
どちらを取るか悩ましいところなんですが、
語学習得が留学の主目的であるならば、
選択科目より1クラス人数といった
学習環境を優先したほうが良いと思います。
もう一つ。
HSK補講について。
HSKというのは英語のTOEICみたいなものです。
現地採用では最低で6級、できれば8級が目安です。
で、そのHSKの対策授業が、
選択科目のHSK補講です。
留学後は現地採用で働きたい。
そのためにはHSKで良いスコアが必要。
だからHSK補講がある大学!
うん。
その三段論法自体は間違ってません。
が、しかし。
小中規模の大学の場合、
HSK補講は1クラスしか開設されません。
ってことは、
1クラスの中に初級者から高級者まで、
一緒くたに入るわけですよ。
となると、
自分には分かりきってる質問が出たり、
まったくチンプンカンプンな問題をやらされたり。
極めて時間効率が悪いんです。
レベル混在のHSK補講を受けるくらいなら、
自分でHSKの対策問題集を買ってきて、
部屋でコツコツ解いて、
分からないところを先生に質問に行く。
この方がはるかに効率は良い。
留学生数百人の大規模校に行くなら話は別ですが、
1クラス人数で小中規模校に行くなら、
選択科目は基本的に無視。
良い科目があればラッキー、
くらいのスタンスのほうが良いと思います。
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【今週のまとめ】
1) 小規模校では選択科目はほとんどない
2) 前学期あった科目が、来学期はないこともある
3) 1クラスだけのHSK補講は受ける価値なし
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